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ひとり社長同士の共同経営は気をつけて

ひとり社長同士で共同経営をしようと考えられる方は意外と多いです。
なかなか、ひとりだと持てる力や影響力が少ないため、少しでも大きくしたいという気持ちになるのでしょうか?

とにかく、これから起業を考えられてる方も、すでに会社を経営されていて、新しい事業を検討されている方も、共同経営に関しては、充分に検討していただく必要があります。
タイトルでは、絶対やめて!と言っていますが、それぐらい注意をして欲しいと思っています。また絶対失敗します!は大袈裟かもしれませんが、でも私の知る限りでは、かなりの確率で失敗している様に思います。なので、それぐらい注意してくださいねって事です。

ひとり社長同士の意外と共同経営が多い理由

では、さっそくですが、意外と共同経営が多い理由についてですが、

その1)ひとり社長の資金力の不足

ビジネスによっては、多くの資金を必要とすることがあり、一人で資金調達が困難な場合があるため、複数の人で資金を出し合って共同経営を行うことがあります。

その2)ひとり社長同士のスキルの補完

共同経営者たちがそれぞれ異なるスキルや専門知識を持っている場合、お互いに補完し合ってビジネスを進めることができます。これにより、会社の成長や発展が促進されることがあります。

その3)ひとり社長のリスク分散

複数の人が経営に関与することで、リスクを分散することができます。一人でビジネスを行う場合に比べ、失敗リスクを低減することができるため、安定したビジネスを行うことができる可能性があります。

その4)ひとり社長同士の意見やアイデアの共有

複数の人がビジネスを進めることで、それぞれの意見やアイデアを共有し、新たなビジネスチャンスを見つけることができます。また、問題が発生した場合には、複数の人が協力し合って解決することができます。

その5)ひとり社長のワークライフバランスの改善

複数の人でビジネスを進めることで、業務を分担することができ、労働時間の短縮やワークライフバランスの改善が図れることがあります。

以上が、共同経営が多い理由の一例です。共同経営は、協力し合ってビジネスを進めることができるメリットがある一方、共同経営者たちの間で問題が起きる可能性もあるため、事前に十分な準備と協力関係の構築が必要です。

共同経営において失敗する原因

では、共同経営において失敗する原因が、いくつか考えられます。それらの原因を挙げてみます。

その1)目的の不一致

共同経営者たちの目的やビジョンが一致していない場合、会社の方向性が定まらず、経営方針が揺らぎやすくなります。このため、会社の成長や発展が阻害されることがあります。
最初は同じだと思っていた、事実同じだったとしても、年数が経過する中で考えが変わり、ずれが生じてくる場合もありますので、注意が必要です。

その2)権限の不明確さ

共同経営者たちの権限が明確でない場合、誰が何を決定するかが定まらず、経営方針の決定に時間がかかり、会社の成長が遅れることがあります。またやるべき仕事の範囲が明確でないと、知らない間に働かなくなり、何も会社に貢献していない共同経営者が現れ、権利だけ主張しはじめるということがあります。

その3)情報の共有不足

共同経営者たちが情報を共有せず、情報の共有が不十分な場合、誰もが同じ情報を持たず、判断がズレることがあります。このため、誤った判断をすることがあり、会社の成長が阻害されることがあります。
これは、共同経営者に関わらず、全社的にも問題になりますので、無駄に長い会議は必要ありませんが、しっかりと情報共有する必要があります。

その4)経営者同士の能力の格差

はじめた頃は気にならないケースが殆どですが、実際に経営をはじめていくと、共同経営者同士の間で、能力の差が気になりはじめたり、また成長する者と成長しない者がいた場合にも能力の格差が生まれ、経営方針が定まらなかったり、会社の方向性に対する意見が分かれたりする場合があります。この差は埋めようがありませんので、厄介な問題になります。

その5)資金繰りの問題

事業が上手く行っていて儲かっている時は良いのですが、経営が上手くいかなくなった時に、共同経営者たちの間で、資金の使い道や割り当てが不明確な場合、資金繰りがうまくいかず、会社の成長に支障をきたすことがあります。特にお金に関するトラブルは、まあいいかって訳に行きませんので、注意が必要です。

特に、お金に対する考え方や、経営者としての能力の差、経営者としての志の高さや、ビジネスに対する情熱など、言い出すとキリがないほど、価値観や考えにズレが起こりやすいため、「理念やビジョン」を社内に周知する前に、共同経営者同士の意思疎通が大切ですので、共同経営の難しさがこの辺りにあるではと思います。
共同経営を行う場合には、これらの問題に対する対策を考え、共同経営者たちが協力し合い、会社の成長を目指すことが大切です。
では、共同で経営するのではなく、出資を受けてビジネスを始める場合、どのようなメリットとデメリットが有るか確認して行きましょう。

【出資を受けてビジネスを始めるメリット】

その1)資金調達がしやすい

出資者からの資金を出資してもらうことで、ビジネスを始めるための資金を調達することができます。また、そもそも信用力の高い方からビジネスに投資してもらうことで、企業の信用力も向上することがあります。

その2)リスク分散ができる

複数の出資者から出資を受けることで、リスクを分散することができます。一人の出資者から出資を受ける場合よりも、ビジネスの失敗リスクを低減することができます。

その3)経営アドバイスが受けられる

出資者が経営経験がある場合は、ビジネスの運営や経営に関するアドバイスを受けることができます。出資者にはビジネスに関する知識や経験があることが多いため、そのアドバイスを活かすことでビジネスをより効果的に運営することができます。

【出資を受けてビジネスを始めるデメリット】

その1)出資者との意見が合わない

出資者とビジネスの運営に関する意見が合わない場合があります。出資者によっては、ビジネスの運営に関する意見を出すことがありますが、その意見がビジネスオーナーの考え方と異なる場合にやりにくさを感じビジネスそのものが上手く行かない場合もあります。

その2)利益を分配する必要がある

出資者からの出資を受けた場合、ビジネスで得た利益を出資者と分配する必要があります。基本的には、配当という形で出資者には還元する必要がありますが、役員になっている場合は役員報酬を求められる場合があり、経営者が受け取る利益が減少する場合があります。

その3)規制がある

出資を受ける際には、会社法や出資法などの法律や規制に従う必要があります。出資を受けるためには、出資者との契約書の作成や書類の提出が必要となる場合があります。
また、出資者が株主になり、経営者が指名を受けて取締役に就任した場合、仮に代表取締役になったとしても、株式を持たない経営者となり、経営と所有が分離した状態になります。
ここがとても重要なポイントになってきますので、経営と所有の分離について、解説したいと思います。

経営と所有の分離について

経営と所有の分離とは、企業経営において、経営者と所有者が別れている状態を指します。具体的には、所有者は株式や出資金などを所有するだけで、経営には直接関与せず、経営者が企業の経営を担当する状態を指します。

分かりやすく説明しますと、資金がある方がいてビジネスをしたいが、経営に関する専門的な知識がない場合、出資だけして、後の経営は経験のある経営者の方に委託するケースです。
ですので、会社の所有者はというと、代表取締役ではなく、株主という事になります。
基本的には、代表取締役が会社経営に関する意思決定を行いますので、代表取締役の判断で契約したりお金を使ったりすることができます。但し、経営者のやり方が気に入らない場合は、株主総会で代表取締役を解任したり、新しい代表取締役を選任することができます。

ここで、気をつけないといけないのは、出資を受けて経営を行う場合、仮に代表取締役であっても、株を一定数持っていなければ、ただ雇われているのと何ら変わりはない為、代表取締役として、いろんな契約の場面で個人保証のついた契約を交わすと、重たい責任だけ負わされて、何の権利もない状態に陥る場合がありますので、充分に注意が必要です。たまに、そういった状態の方や、共同経営をされている方に、充分に注意してねと言っても、大体の場合は、そんな心配する関係ではないと一蹴されるのですが、たとえ、出資者との関係がどんな関係であっても、会社が大きくなればなるほど、その扱いは難しくなりますので、はじめる前に、きっちりとした契約を結ぶ必要があります。

本当にね。自分の惚れ込んだビジネスを他人に獲られたり、心血注いで人生をかけてやってきていたとしても、法律の前では、全く意味がありませんので、その様な事にならない様に、しっかりと知識をつけて取り組むことをお勧めします。
この辺りをもっと詳しく聞きたいという方は、お気軽にお問い合わせください。

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株式会社で、共同経営する場合に大切なのは、資本政策です。後で思ってたのと違うとか、騙された!と思わない様に、最低限の知識が必要です。一番最悪なのは、ビジネスを乗っ取られることです。知識がないと意図も簡単にビジネスを取られたりしますので、ご注意ください。ご相談は無料でお受けしますので、お気軽に下記フォームよりご連絡ください。