会社を成長させるために取り組んでいることTOP3『経費削減』『社内での課題の共有』『セミナーや講習会への参加』
株式会社スーパー・アカデミー(本社所在地:大阪府大阪市、代表取締役:中尾 誠一)は、従業員5名以下の小規模事業者の経営者を対象に、「小規模事業者が抱える課題」に関する調査を実施しました。
※この調査は、2023年2月9日に従業員5名以下の会社経営者に対しスーパー・アカデミーが実施した調査です。
新型コロナウイルスの流行による社会の変化が起きてから、早3年が経ちました。
日常生活においてはもちろん、ビジネスにおいても同様の大きな変化があった方は多いことでしょう。
中でも、企業の行く末を担う経営者の方々は、改めて経営の厳しさや難しさを感じる機会となったのではないでしょうか。
先の見えない状況だからこそ、明確な目標や計画性、経営者としての決断力が求められます。
コロナ禍が続いている今、経営者の方々はどのような課題を抱えているのでしょうか。
そこで、株式会社スーパー・アカデミー(https://super-academy.jp/)は、従業員5名以下の小規模事業者の経営者を対象に、「小規模事業者が抱える課題」に関する調査を実施しました。
小規模事業者において経営者が抱える課題は?最も多かったのは【売上アップ】に関する悩み
はじめに、経営課題に関して伺っていきたいと思います。

「経営において、特に課題に感じていることは何ですか?(上位3つまで)」と質問したところ、『売上アップ(65.6%)』と回答した方が最も多く、次いで『コスト削減(27.2%)』『資金繰り(26.8%)』と続きました。
6割以上の方が『売上アップ』と回答したことから、コロナ禍で売上が落ち、苦戦している方も多いのかもしれません。
では、最も課題と考えていることはどのようなことなのでしょうか。
詳しく聞いてみました。
■最も課題に感じていることを教えて!
・コロナ禍で売り上げが大幅に落ち込んだので、回復を目指したい(50代/男性/香川県)
・効率よく新規顧客を増やしながらリピート顧客を増やして売上をアップさせること(50代/男性/東京都)
・集客。口コミだけで宣伝をしていないので既存のお客様が来られないと一気に売り上げが落ちる(50代/女性/広島県)
・人材の確保と人材の育成という課題がとても難しい問題だと思っております(50代/男性/新潟県)
などの回答が寄せられました。
コロナ禍で落ちた売上を回復したい方や、顧客を増やしたいという方がいることが分かりました。
課題に対する対策がとれている経営者は26.3%のみ 対策に踏み込めない理由とは
6割以上の方が、経営の課題に感じていることが分かりました。
では、課題に対する対策は行っているのでしょうか。

「課題に対する具体的な対策はとれていますか?」と質問したところ、7割以上の方が『いいえ(73.8%)』と回答しました。
課題があると分かっているものの、有効な対策がとれていない方も多いようです。
では、課題に対して対策がとれていない理由とは何なのでしょうか。
前の質問で『いいえ』と回答した方に、「課題に対しての具体的な対策がとれていない理由は何ですか?(複数回答可)」と質問したところ、『お金をかけられない(50.4%)』と回答した方が最も多く、次いで『対策方法が分からない(41.3%)』『解決するためのアイデアがない(32.4%)』と続きました。
半数の方が『お金をかけられない』と回答したことから、対策を講じるにはお金がかかるケースが多いようです。
短期・中期の事業計画を作成している経営者はわずか32.1%!会社を成長させるための取り組みは?
7割以上の方が、課題に対する対策がとれていないことが分かりました。
では、短期や中期での事業計画を作成できている方はどのくらいいるのでしょうか。

「短期・中期での事業計画の作成は行っていますか?」と質問したところ、7割近くの方が『いいえ(67.9%)』と回答しました。
非常に多くの方が、短期や中期の事業計画を立てていないようですが、なぜ事業計画の作成を行っていないのでしょうか。
前の質問で『いいえ』と回答した方に、「行っていない理由は何ですか?(複数回答可)」と質問したところ、『先の見通しが立たない(37.7%)』と回答した方が最も多く、次いで『作成方法が分からない(29.7%)』『必要性を感じない(24.6%)』と続きました。
4割近くの方が『先の見通しが立たない』と回答したことから、コロナ禍も相まって予測することが難しく事業計画が作成できないかもしれません。
では、会社のためにどのようなことに取り組んでいるのでしょうか。
引き続き、短期や中期の事業計画を作成していない方に聞いてみたいと思います。

「現在、会社を成長させるためにご自身が取り組んでいることがあれば教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『経費削減(44.8%)』と回答した方が最も多く、次いで『社内での課題の共有(7.0%)』『セミナーや講習会への参加(6.8%)』と続きました。
4割以上の方が『経費削減』と回答したことから、売上アップよりも取り組みやすいのかもしれません。
では、実際にどのようなことを取り組んでいるのでしょうか。
詳しく聞いてみました。
■会社の成長のために取り組んでいることを教えて!
・セミナーに参加していろいろな情報収集とアドバイスをもらう(40代/女性/福岡県)
・必要な物品はできるだけ安く仕入れるようにしている(40代/男性/愛媛県)
・残業時間の削減や冷暖房の使用の制限など、細かい経費節約(50代/男性/京都府)
・税理士等に相談し、より良い経費削減と節税意識を持って業務にあたること(50代/男性/大阪府)
などの回答が寄せられました。
セミナーに参加して情報収集をしている方や、税理士などに相談している方がいることが分かりました。
経営者を悩ませる予算不足に関する問題、もし解決したら、真っ先に取り組みたいのは【新しい企画の実現】
7割近くの方が、短期・中期での事業計画の作成を行っていないことが分かりました。
では、事業を伸ばしたいと思っている方はどのくらいいるのでしょうか。
ここからは、全員に伺っていきたいと思います。

「今後、事業を伸ばしていきたいという気持ちはありますか?」と質問したところ、『大いにある(31.2%)』『多少はある(41.9%)』『あまりない(20.5%)』『まったくない(6.4%)』という回答結果になりました。
『大いにある』『多少はある』と回答した方を合わせると、7割以上の方が事業を伸ばしていきたいと思っているようです。
では、予算があれば何に力を入れたいと思うのでしょうか。
そこで、「もし予算が豊富にあった場合、何に力を入れていきたいですか?(上位3つまで)」と質問したところ、『新しい企画の実現(37.0%)』と回答した方が最も多く、次いで『新しいシステムや設備の導入(32.6%)』『人材採用(25.3%)』と続きました。
4割近くの方が『新しい企画の実現』と回答したことから、新しいことに取り組んでいきたいと考えている方が多いようです。
【まとめ】目の前の仕事に追われているだけでは成長できない!計画性を持った経営の重要性を再確認
今回の調査で、7割以上の方が経営課題に対して対策がとれていないことが判明しました。
短期・中期での事業計画の作成を行っていないと回答した方は7割近くおり、そのうち4割以上の方は、会社を成長させるために経費削減を行っているとのことです。
しかしながら、予算があった場合には、新しい企画の実現や新しい設備の導入をしたいと考えている方が多いことが分かりました。
経営に対する課題に取り組めていない方は、コンサルに無料で相談できるサービスを利用して、外部の方の意見を聞いてみることも考えてみてはいかがでしょうか。